「やさしい日本語」とは?

 
「やさしい日本語」に関する疑問に対するQ&Aを作りました。

Q1.「やさしい日本語」って何ですか。 A1.日本で生活している外国人の方が公文書などを「易 しく」理解できるように、「優しい」気持ちで書き換えた日本語のことです。
Q2.日本語ではなく、英語や、その国の人の言葉に翻訳してあげたほうが早いと思うのですが。 A2.確かに、日本に住む全ての外国人が英語を理解できれば、そうかもしれません。しかし、実際には様々な言語を母語とする外国の人が住んでいます。また、移民先進国のヨーロッパで、公的文書を様々な言語に翻訳した時期がありました。しかし、結局、作業にかかる時間やコストが膨大なこともあり、やめてしまいました。
Q3.日本で生活している外国人って、そんなに多いのですか。 A3.外国人といっても、出身国は、150か国以上もあり、その数は200万人を超えています。
Q4.誰が、普通の日本語を「やさしい日本語」に書き換えるのですか。外国人にとって「やさしい」ということを判断するのは、難しいことだと思うのですが。 A4.外国人に10年以上日本語を教えている専門家がきちんと基準を決めて書き換えています。
Q5.日本人と外国人の両者が英語でコミュニケーションできるようになったら、「やさしい日本語」は必要ないのではないですか。 A5.確かにそうかもしれませんが、日本がそのような社会になるにはかなり時間が必要ですし、あまり現実的ではないと考えられます。
Q6.外国人の人が、日本語をもっと勉強したら、いいのではないですか。 A6.確かにそうかもしれませんが、日本人と同じように文書が読めるようになるには、大変な時間がかかります。それまでの期間も、ゴミだしなどの生活情報や、災害時の情報のように命に関わる情報を、必要としている人がたくさんいます。現状では、日本語を学ぶ機会を十分に得られない人もいます。


  「やさしい日本語」に関する私たちの考え方については こちら もご覧ください。